2月の定例会

はあとりんく2月定例会
「高等学校における特別支援教育の現状と課題」
岡山県教育長特別支援教育課総括副参事 中村誉先生をお迎えして、開催いたしました!

中村先生は、平成19年、特別支援教育がスタートすると同時に、岡山県教育長特別支援教育課に配属になり、高校の特別支援教育の推進を担当されることになったそうです。
当時、県内の高校で、コーディネーターが配置されていた学校は20%に満たず、「何で、高校に特別支援?コーディネーターって何?どこから呼んできたらいいの?」と言うようなレベルだったそうです。
まさに、ゼロからのスタートでした。
中村先生は、高校を1校1校まわり、まずは、中心となってくれるコーディネーターを各校に配置することを目標に取り組まれたそうです。
そして翌年平成20年には、コーディネーターが配置されている学校が8割を越え、21年度には100%に!!もちろん、コーディネーターがいればいいというものではありません。平成20年度から24年度まで、発達障害推進事業として、毎年10~12校の高校を特別支援教育推進校に指定し、5年間で県内のすべての県立高校で、特別支援教育についての研究に取り組んでもらったそうです
はじめは、推進校に手を挙げる学校がなくて、本当に大変だったそうですが、取り組みを通して特別支援教育の必要性や、指導における効果を実感されるようになるにつれ、手を挙げる学校が増えていったそうです。

本日の講演では、実際に高校で取り組まれている様々な取り組みを紹介してくださいました。
特別支援の視点で取り組む授業は、どの子どもにとっても、わかりやすく、意欲的に学べる授業だということが実感出来る内容でした

高校教育で大切なことは
社会の中で生きていく人間を育てること
そして、それに加え
生徒それぞれに学びのスタイルがあるということ
この2点を大切にしたいとおっしゃった言葉が非常に印象的でした

岡山県の高等学校に、特別支援教育の種を蒔いた先生です。お話には、子ども達への深い愛情と、教育への熱意を感じました。