2月の定例会

「発達障害のある人の就労について」
おかやま発達障害者支援センター 今出大輔先生を講師にお迎えし、学習会を開催いたしました。

 年齢は、19歳から35歳くらいの働き盛り。高学歴なんだけど、就職してから、どうもうまくいかない。診断は成人期になってから。福祉手帳は取得していない。2次障害で通院している・・・。支援センターに相談に就労のことで相談に来られる方は、こんな方が多いそうです。
 とにかく就職さえすれば・・・と、本人も周囲も、就職がゴールであるかのように考えてしまいがちですが、いざ就職が決まり、働き始めると、頑張っているのにうまくいかず、離職、再就職を繰り返すというケースが多いのだそうです。
 周囲も自分自身も特性を理解しておらず、どういう仕事が合っているかも、よくわからず、何が原因でうまくいかなかったのか、どうすれば良かったのかといった分析もしないまま闇雲に頑張るだけでは、良い結果が生まれず、どんどん自尊感情も低くなっていってしまいます・・・

そんな、聞いているだけで、どんよりしてしまう話からスタートしましたが(笑)
では、いったいどうすれば、自分らしい就労が出来るのか?

 まずは、岡山で活用できる制度や、支援、様々な相談や支援を行う施設について教えていただきました。就職と言っても、様々な形態があり、ひとりひとりの状況や特性に合わせて選んでいくことが大切だと言うことを学びました。
 次に、働ける大人になるために、学齢期からどんなことを意識していけばよいかも教えていただきました。
 自分の言いたいことが伝わる、大人の言うことが分かるという体験を積み重ねることで対人関係がうまくいくこと、人と関わることが好きな子に育てることがまず大事なのだそうです。また、困った時に、人に相談するという力。人からのアドバイスを素直に受け入れられる力も、非常に大切になってきます。そうした経験を学齢期のうちからしっかりしていくことが大事なのだなと感じました。
 また、普段から家庭の中で、役割分担があると良いそうです。手伝いではなく、自分の分担を責任を持ってすることが大事だそうです。あなたがいてくれて助かる。あなたがいないと困ると言われることで、役割意識が身についていくそうです。

学齢期から意識してできることを、いろいろと教えていただき、大変勉強になりました。まだまだいろいろお話をお聞きたかったです

今回は、初めての就労に関する学習会でしたが、非会員の方も含め多くの方に参加をしていただき、関心の高さを実感しました。
はあとりんくは、来年度も就労に関する学習会を継続して続けていく予定です。ご意見やご希望をお寄せください。