山田先生と学ぶ一日勉強会

午前中移行支援シンポジウム

山田先生と学ぶ特別支援教育1日研修会!
午前中は、移行支援をテーマにシンポジウムでした。

3人の発表者+山田充先生。
なんと、幼児、小学校、中学校、高校でそれぞれに特別支援に関わる先生方が揃ってのシンポジウムです!!
なんという贅沢!!...

それぞれの現場で、先生方の日々丁寧にお子さんと関わっていらっしゃる素晴らしい実践や、次のステップへうまく繋いでいくための、様々な工夫をお聴きすることができました。

山田先生がまとめの中で、幼稚園から小学校4年生くらいまでは、環境設定をして、その子がやりやすいように支援していくことに重点を置くけれど、高学年以降は、自分でどう学び、どう考えるか、自学が大事になってくる。それが自立へ向けての準備となる。支援も年代で変わってくるということを引き継いでいくときにポイントとして持っておくことが大事というお話をされていたのが、非常に印象的でした。

個々の先生方のご努力で、それぞれのステージでのきめ細やかな支援は充実してきていますが、移行支援は、それぞれの支援を繋いでいくもので、これは行政の力が必要となってくるものです。
親の会としても、保護者としても、働きかけをしていく事が大事だなと感じました。
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午後 ワークショップ

山田先生と学ぶ特別支援教育1日研修会
午後は、ワークショップでした。

山田先生が持って来られた事例を元に、グループで話し合い、グループごとに発表。最後に山田先生にまとめていただくという流れでした。
事例は、小学校4年生の男の子で、ビデオとその子が書いたプリントやテストなどを実際に見て、アセスメントをしていきました。
...
グループでの話し合いは、保護者だけでなく、学校の先生であったり、デイサービスの事業所の職員の方であったり、いろいろな方が一緒に話し合うので、様々な意見が出て話し合いだけでも、とても面白かったです。

発表内容は、写真のようにホワイトボードに書き出していきました。

最後に山田先生から、ビデオやプリントのどこに着目して、どのようにアセスメントをしていくのか、見方を教えていただきました。

ただ正解、不正解だけを見るのではなく、プリントからたくさんの情報が得られること、座り方、文字の書き方、鉛筆やハシの持ち方から重要な情報が得られること、丁寧にアセスメントをした上で、その子に必要な支援をしていくことの重要性を改めて実感しました。

教育に携わる先生方に、是非とも学んでいただきたい内容でした。

ワークショップって何をするのかわからないという声をお聴きしました。
広報の仕方が乱暴だったかなと反省しています。
機会があれば、またこのようなワークショップを企画して、様々な立場の方と共に学ぶ機会を作っていきたいと思います。